私のことを「あきらめの早い顔をしているねえ。」と、言った仙人先生の話。


20代半ばから

後半にかけて

私は、有志の教師サークルに入り、

日々、授業や学級経営を

仲間と研究していました。

その中で、出会った



ある先生。

その方は、

もう退職されていて70代半ば。

なのに、全国から

たくさんの先生や保護者が



その先生のところに

電話やファックスだけでなく



時には、はるばる

遠方から家まで来て



夜を徹して質問したり、

学ばれたりしていました。

その先生は、

訪問された先生方の顔を見ると

「あなたがどんな授業をするか、だいたい分かるよ。」

とか

クラスの写真を見せたら

「この子と、この子に気をつけてあげて。」

とか

「○月○日に、あなたのクラスは、荒れの兆候が出るよ。」

(ひー😰)

とか

いろいろ、言われるのです。

不思議な力があるとか、

そういうのではなくて

私が思うに、おそらく

若い頃から、

教育について

授業について

子どもについて

一切妥協することなく

全身全霊をかけて

めちゃめちゃ鍛錬した結果

そういうことが、

分かるようになったというか

感じられるようになったというか



そういうことなのではないか

と、思うのです。

佇まいからして

只者ではない、

先生です。

素晴らしい先生とか

すごい人、とか



そういうの、ちょっと超えちゃって

人間離れしちゃっている、んです。

実際、「仙人」と呼ばれてました。

授業が成り立たない荒れたクラスに

飛び込みで入る。

頼まれてそうするのは、

わりと、聞く話。

ですが、この方は、

自ら、そのクラスに飛び込んで

さらに、自分の力を

最大限にストレッチするために

自分に負荷をかけるのです。

聞いた誰もが



「正気か!?」



と思う状況を自分で創るのです。

例を1つあげると

例えば、その仙人先生は、

退職して

10年以上経っているにも関わらず



研究&公開授業を

よく頼まれていたのですが

そんな時

今日、出会う子ども達が

何年生でそのクラスは何人か

という事前情報を

一切、聞かない。

なんの教科をするのかも決めない。

だから、もちろん進度も知らない。

身体1つ。



無防備中の無防備。

私から見たら



戦場に生身の身体で、何も持たずに飛び込む



みたいなもんです。

その場で、子どもたちの顔を見て

瞬時に、何をするか決めて創り上げます。

椅子にダラーと座ったり

先生の話を全然聞かない

子どもたちを



1回の授業で



顔つきや姿勢

意欲

礼の仕方

人へ接する態度まで



別人に変えていきます。

それは

言葉では表せない世界で

名人とか達人とか

そんな名札もつけられない。

あまりの次元の違いに

目の前で見ても、

何も見えない。というか。



※ドラゴンボールであまりの速さに

戦いが見えなかった感じ?

授業を見た後

その場に居合わせた先生たちは



しばらく呆然として

「さすが、〇〇先生!」

みたいな雰囲気には

一切ならず

「我々は、一体何を目にしたんだろうか?」


「この世界は、なんだ?」


「あの先生は、人間なのか?」

そんな思いが、拡がります。

そして、到底、

到達することがない世界を前にして

打ちのめされます。

現在地(今の自分の実力)から

目的地(仙人先生の力量)までの道筋が



全く、見えないのです。

マニュアルが一切無い、世界。

そんな先生に、新採用時代から、

ありがたくもご縁をいただき



県南に、もどってからも

ちょこちょこ会いに行って、

いろんな話を聞いていました。

前置きが長くなりましたが。

そんな先生にお会いして、

2、3回目の頃

私の顔を見て

仙人先生が、

放った一言が

「あなたは、あきらめの早い顔をしているねえ。」

、、、、!!

あ、、、、、あきらめの早い顔!?



って、どんな顔?汗

授業のことを

訂正されたわけでも



学級経営のことを

修正されたわけでも無いのに

この

「あきらめの早い顔をしているねえ。」

というのは



もっと根本の

何かを見抜かれたようで

私を、そりゃもう

気持ちいいくらいに

バッサリ斬った!!

でも、不思議と、

全く嫌な気はしなかった。

むしろ、笑えた。

先生には、私の中に

何が、見えたのでしょうか?

それから、何年も経って

私は、教師の現場を離れ

先生は、亡くなられたけれども

時々、思い返す、

この言葉。

「あきらめの早い顔をしているねえ。」

そして、最近、

プロフィールの写真を新しくしたり

動画を撮ったりして



自分の顔を

外側から見る機会が増えて

「今の私の顔を見たら、

あの先生はなんて言われるかな?」

と、思う。

「真由子さん、少しは、

あきらめの悪い顔になりましたねえ。」

と、言ってもらえる顔を

してるだろうか。

あの先生に

「あきらめが悪い」

と、言われること。

それは、最高の褒め言葉なのだ。


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