少女に何が起こったか。
20代 駆け出し教師の頃に
出会った先生方が
必ず言われていた
「意識」の話→
上記から10年後に
ほんのすこーーーし
その片鱗に触れられたように
感じた時のこと→
この2つは私の側に
起きたことですが
今回は
子どもの意識の変化が
一気に波及して
驚いた時のことです。
1年生を
担任している時。
こんな子がいました。
表情が乏しい。
授業中に、自分から手をあげて
発表することも無く
「はい。」という返事も
か細くて聞こえにくい。
プールでは
顔をつけようとすると
恐怖からか
体が、ブルブル震える。
その一方で
ノートには
自分の思いも綴れるし
当番の仕事は、丁寧で
お友達が嫌がるようなことは
絶対しない。
たまーに、リラックスして
表情が緩む時の
にっこり笑った顔が
とってもキュート💕
確かに、性質は
消極的かもしれないけれども
この子には、
この子のペースがあり
無理やり何か、意に沿わぬ形で
みんなの前で
やらせるようなことをする必要は
全くない。
と、思っていました。
が、この子のお母さんが
どうも、参観日などで
我が子の様子をみると
イライラするみたいで
「お姉ちゃんは
こんなのじゃなかった。
もっと、大きな声で
表現して欲しい。
もっと、前に出て欲しい。
手をあげて
発表できるようになって欲しい。
先生、そこんとこよろしく!」
ってことを
はっきり言う。
子どもの前でも、言う。
そして、この子は
母親のそんな態度を
敏感に感じて
ますます身体は、強張り
気持ちは萎縮していく、、、。
そんな、ある日のこと。
私は、国語の「音読」の授業が好きで
いろいろ学びながら、
授業の中で、工夫し実践していた。
「おおきなかぶ」の授業の時。
「あまい あまい」
という
めっちゃ短いセリフを選んで
それを席に座ったままの状態で
一人ずつ、順番に
音読することにした。
セリフが短いので負担も少なく
座ったままなので
緊張感も緩和できるかなー
という思いは、当たって
どの子も、リラックスして
面白がって そのセリフを言ってた。
その子の番が、きた。
目が会った時
なぜかその日は
その子の目が
キラリと光ったように感じた✨
そして
その子は
大きな声で
とってもユニークな表現で
そのセリフを言ったのです!
これには
私もびっくり!
何かが起きた!
そのびっくりの気持ちのまま
何といったか忘れたけど
夢中で、心から
褒めたような気がします。
で。
その時間は、終わり。
プールの時間、になりました。
その子は、今まで
泳ぐどころか
水に顔をつけるのも怖くて
ブルブル震えていたんですよ。
それが!
いきなり、端から端まで
(低学年用プールで10mほど)
泳げるようになってるのです!!
しかも
ただ端から端まで
溺れそうになりながら
ようやくたどり着いたー
って感じじゃなくて
え。だれ!?
別人?
替え玉?
と、思うような
綺麗で見事な泳ぎっぷり。
スーイスイですよ!(◎_◎;)
キッカケは、国語の音読。
たった一言のセリフが言えた。
自分が、表現したいようにできた。
だったら、次の音読で
もっと表現するようになるなら
話は分かる。
でも
なんで
全然関係ない
プールで
いきなり泳げるように
なってるのーー!?
何が起こっているのか
分からない。
説明不可能な状況。
私の過去の経験にも
全く合わない。
ただ1つ
分かっているのは
あの音読の直前
目がキラリと光ったこと✨
何かあの子の中で
満ちてきていて
少しの勇気を出して
やってみようとしたこと。
それが
確かな自信になったこと。
そのことが
他の方面でも
波及していったんだ。
それも、すごい勢いで。
その子の中で
どんな変化が起きているのか
外側からは分からない。
少なくとも、
私には分からなかった。
でも、きっと
内側には
いろんな想いや
可能性がMAX詰まっていて
ある日
ある時
ほんの些細なキッカケで
外側の世界に、溢れ出すんだろう。
そう、まさに
その時の彼女は
意欲が溢れ出す!
といった感じだった。
私にできることは
子どもは
大いなる意志と
可能性を秘めている✨
いつでも目覚める!
と信じること。
信じて、学び
実践し続けること。
そして
このことも、さっそく
いつも、音読指導を
教えていただいている先生に
メールで報告したところ
返信が、またもや
衝撃的でした。
ようやくここまで、
きましたね。
ここからが
教育が
面白くなってくる
ところですよ。
マジかー!😲
アバターって何ですか?